「綱吉君、実は僕はとある国の王子だったんです」
「へえ」
「日本へはお嫁さん探しに来ていまして」
「へえ」
「綱吉君以外に僕お嫁さんにふさわしい人はいないと思ったんですが」
「へえ」
「生憎、世継ぎ問題もありまして男同士は結婚できないんです」
「へえ」
「それをアルコバレーのに相談したら性別転換薬をボンゴレの科学班が作ってくれるそうで」
「へえ」
「だから綱吉君ちょっと女性になってみませんか」
「へえ」



「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」



「・・・明日世界が滅亡します」
「へえ」
「雲雀が学ランを着ているのはブレザーが似合わないことを理由に振られたから」
「へえ」
「雲雀の誕生日はこどもの日です」
「へえ」
「僕の誕生日は6月10日です」
「へえ」
「・・・となりの家に囲いが出来たって」
「へえ」



「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」



「綱吉君、僕の話聞いてます?」
「ん〜?聞いてるよ?」
「じゃあ、雑誌読むのやめてこっちに来なさい!ポテトチップスも置く!」
「はいはい。…で?何の用だよ?」
「今日は何の日か知っていますか?」
「うん。4月1日」
「そう!エイプリルフールですよ!!なのに君は部屋でごろごろするだけで!
少しは乗ってみようと思わないんですか!」
「えーめんどい。」
「千種みたいなこと言わないでください!
僕なんて見事犬たちをだまくらかして来ましたよ!?」
「(あぁ、騙されやすそうだしなぁ)」
「君も少しは行事に参加して・・・」
「むくろぉ」
「へ?」
「愛してる」

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」

「・・・今のは嘘ですか、本気ですか」
「本当。」
「え!!」
「嘘。」
「うぅ、綱吉君のイジワル!バカ!もう知りません!!大嫌いです!!」
「嘘だろ。それ」
「な!?・・・本気です!!」
「だってお前俺のこと大好きじゃないか」



「・・・綱吉君なんて嫌いです」
「うん」
「愛してなんかいないんですから」
「うん」
「本当に本当に嫌いなんですから」
「うん。俺もお前なんて嫌いだよ。だからお前もポテチ食わない?」



嘘でも本当でも幸せならばどうでもいい




「これコンソメパンチじゃないですか。ポテトチップスはうすしおですよ」
パリパリ
「あーそういうやついるよね」
ボリボリ
「ちなみに雲雀が5月5日生まれなのは本当ですよ」
もぐもぐ
「えぇ!?マジで!?(似合わねーーー!!)」