これで『細切れピンクエレファント』はおしまいです。 後味の悪い話ですいません。 そもそもこの話は、後味の悪い話を書きたい!&骸が死んだら雲雀さんは泣きそうだけど綱吉は泣けなそうと思って書きました。 なのでむしろ後味悪くなかったらすいませんという感じです。 そして毎度のことですが死にネタですいません。 いや、そんなに死にネタが好きなわけではないんですが、思いつくのが一時期死にネタばかりで…。 そもそも骸の奴が本誌で生死不明なのがいけないんですよね!(責任転嫁) 以下、タイトルの意味とかどうでもいい解説 細切れピンクエレファント 英語圏では酔っ払うとピンク色の象の幻覚を見るらしいです。そういえば、某ネズミの制作会社の耳のデカイ小象の話にそんなシーンありましたね。実はあれトラウマです。ということで幻覚とか妄想とかいう意味でピンクエレファント。細切れは砂絵の意気込みです。書きたいとこだけ書くぜーみたいな。ということで実はタイトルでオチが見えてる。 これでもう何度目かの死 またかと言いたいのは綱吉ではなく、実は砂絵でした。何度目の死にネタだよ! 空っぽの棺の中身 はやっぱりからっぽ。でも空っぽだと思っているのは、実は綱吉だけでした。 花に嵐の例えでも(貴方がそれを望まないなら) =さよならだけが人生でも。それでも十代目が骸がいるっていうなら信じるます。みたいな。一番タイトル付けやすかった&書きやすかった……!獄寺君はなんか可哀想に書いてしまいす。でもきっとそれも愛。 雷鳴は未だ遠く(世界は甘く優しいままで) 実は一番安全圏。信じるものは救われる。まぁ嘘ですけど。ランボ、実は結構好きです。ラン骸書きたい程度には好きです。大きくなっても泣き虫なのがいいと思います。イーピンとセットも好き。イーピンは聡い子。ランボは馬鹿。 五里霧中のその先に(神様はいますか) 霧の入ったことわざってあんまない。意味は、何も分からない。でも骸様を見つけなくちゃいけない。そんな感じ。ところで言っちゃなんですけど、黒曜三人で骸が居なくなっても生きていけるのはクロームちゃんだと思います。千種と犬には骸だけだけど、クロームちゃんには綱吉たちもいるので。そんでもって骸はそれを知っているので、黒曜ずに自分が死んだ後のことも話してそうだなぁと。骸が綱吉にしか見えなくなったら、神様を間違うわけにもいかない黒曜ずは一番悩みそうです。嘘だったら信じたら骸を裏切ったことになるし、本当だったら信じなかったら裏切りになる。ジレンマ。 幕間 唯一、骸が出ている話。 月を隠す叢雲(に僕はなる。君がしあわせなんて認めない) 綱吉の幸せを邪魔するって意味で。望雲の情とどっちをタイトルにするか悩みましたが、有名なほうで。ボロ泣きの雲雀さんがあまりに骸を好きすぎることに、砂絵も書いていてびっくりしました。雲雀さんは基本泣きませんが、泣くことを恥ずかしがりもしません。 五月雨止まず(俺はこのままでいい) 五月雨=さ乱れ。混乱とかそんな感じ。山本は骸のことも結構好きだったけど、綱吉のほうが大切なのです。綱吉がしあわせならそれでいい。ネガティブ山本結構好きです。 晴れすぎた空(煌々と刺す日差しに目を瞑る) タイトルはこっこの歌より。了平兄やんは難しすぎたので、出番少なく綱吉視点。でも、綱吉にとどめを刺したのはこの人です。 青空からの逃走(それが正しい世界なら俺はいらない) 骸がいない世界=現実、からの逃避。実は、『空』は連続で書いたのをバラしたものです。青空→空っぽの順。 この世界で生きていくということ (貴方の居ない世界で、それでも俺は生きなくてはいけない) タイトルの意味はそのまんま。生きていくということは喪失をやり過ごしていくものだよね、みたいな。種明かしの話。実は自分の無意識でしたオチ。二人の綱吉を表現するのは難しかったです。漫画で読みたい。綱吉はずっと後悔していくと思います。骸のことに限らず。その方法しかなかったとしても、後悔するタイプ。でも反省はしないかもしれない。骸のために死ねない自分のことは、殺したいほど嫌いだけど、でもやっぱり死ねません。ファミリーのためなら死ぬかもしれない。そんな自分が更に嫌い。骸のことはたぶんきっと大好き。 あ、そういやこの話、結局リボーン出てないや。 |